FA権を取得し宣言する意向の横浜相川亮二捕手(32)が2日、横須賀市内で球団首脳と残留交渉を行った。メジャー挑戦も視野に入れる相川に対し、球団は慰留したが、結論は持ち越された。

 横浜はFA宣言した選手が国内球団と移籍交渉し不調に終わった場合、最終的に横浜に残留することを認めている。しかしメジャーに挑戦する場合は、仮にメジャー移籍が不調に終わっても残留は認めない方針だ。相川は、球団からこの方針を伝えられたが「会社としては当然のことを言われたまでだと思う」と理解を示した。ただ、「まだ退団(を決めた)とは言い切れない」とも話した。退団覚悟のメジャー挑戦か、横浜残留の可能性もある国内球団視野のFA宣言か。「自分が取った権利なので、ベストな選択をするだけです」と、悩める胸中を口にした。