ソフトバンク松中信彦外野手(35)のクライマックスシリーズ(CS)欠場が6日、確実となった。右ひざ半月板を損傷している松中は5日に東京都内で精密検査を受けていたが、6日、診断結果をもとに角田球団代表や秋山監督らと会談。CSには出場せず、レギュラーシーズン終了後は右ひざと左ひじの手術に専念する方向がまとまった。

 秋山監督は「方向性は出ている。あとは時期的なもの。近いうちに(今後の詳細を)出さないとね」と話し、松中の手術スケジュールが決まり次第、正式発表することを示唆した。手術は今月下旬をメドに調整が進められている。今回の精密検査の結果は発表されなかったが、術後、ランニングを開始するまでには早くて6週間。このスケジュールなら、来年2月の春季キャンプも練習可能で、来季開幕にギリギリ間に合うと見込んでいる。

 松中は8月21日の日本ハム戦で右ひざを痛めた。その後も強行出場を続けたが、これ以上、プレーを続けた場合、選手生命にかかわる危険もある。来季開幕を考えても今季プレーオフ出場を断念せざる得なかったようだ。ただチームは2位の可能性を残しており、最終戦の11日楽天戦まで出場選手登録されたままとなる見込みだ。

 [2009年10月7日10時51分

 紙面から]ソーシャルブックマーク