自民党は22日、プロ野球巨人前監督の堀内恒夫氏(62)を夏の参院選比例代表に公認すると発表した。堀内氏は党本部で記者会見し、最大の目標にスポーツ省の設立を挙げた上で「子供たちに夢と目標を与えたい。剛速球で向かっていく。変化球は使いません」と決意表明した。

 昨年から執行部の打診を受けていたといい、地元山梨の友人や家族の後押しを受け、18日に出馬を決断した。自民からの立候補について堀内氏は「父も自民党員だった。自分の中ではまったく違和感はない」。また離党者が相次いでいる現状に「わが党は危機感を持って、1本にまとまる必要がある」と力を込めた。

 会見後は谷垣総裁と対面し、がっちり握手。報道陣から「似てますね」と問われると、堀内氏は「よく言われます」。谷垣氏も「それは光栄だな」と、巨人V9時代を支えた大エース登板に期待を寄せていた。

 [2010年4月23日9時17分

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