ヤクルト小川淳司監督(53)が初の講演を行うことが3日、分かった。来年1月20日に静岡・浜松市内で、河合楽器の社員を相手に壇上に立つ。同社は中大卒業後に2年間在籍した古巣で、野球部OBから依頼を受けた。ヤクルトが浜松で春季2次キャンプを行っていた90年代以来の古巣訪問で、小川監督は「何を話すかは決まってませんが、社員の方たちのためにもしっかり考えたい」と意気込んでいる。今年5月終盤から辞任した高田前監督の代行として指揮を執り、最大19もあった借金を完済するなどチームを完全に立て直した。

 河合楽器の野球部は01年11月に廃部となったが、多くのOBや社員が小川監督の活躍に感激しているという。同社広報課の吉原さんは「社員がやる気が出るようなお話をしていただきたい」と期待している。

 [2010年12月4日7時45分

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