巨人ドラフト1位の沢村拓一投手(22=中大)が先輩投手陣の度肝を抜いた。27日、宮崎での合同自主トレがスタートし、新人では唯一の参加。内海、久保らと並んで行ったキャッチボールでは、約80メートルの距離で“レーザービーム”を披露した。「距離は投げられたんでよかったです」と淡々と振り返ったが、内海は「プロ8年間であんな球は見たことない」と絶賛。東野、久保らも「すごいボールだった」と認めた。

 練習では内海に弟子入りした。「一緒にやらせてください」と頭を下げ、内海が快諾。内海らがグアムで取り組んできた体幹強化のトレーニングなど約30分間汗を流した。「すごくありがたかったです。まだまだ足元にも及ぶ選手じゃないので、見て盗んでいきたい」と目を輝かせた。前夜は内海主催の歓迎会に参加。東野ら先輩投手陣からのアドバイスを熱心に聞き入っていた。

 [2011年1月28日11時45分

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