巨人内海哲也投手(28)が背番号と同じ「26」球で初ブルペン入りを飾った。宮崎合同自主トレ3日目の29日、捕手を立たせたままで直球、カーブ、チェンジアップに加え、新球のフォークまで投げ込んだ。初ブルペンから勢いのある投球を披露し「最高でした。イメージ以上かもしれない。感触はすごい良かったです」とほおを緩めた。

 球数を26球としたことについては「浅尾(中日)が(背番号と同じ)41球で終わったっていうのを見ておれもそうしようと思って」と笑ったが、単なる数合わせが真意ではない。「ちょっとでもアピールしていかないと」。過去の実績に満足せず、V奪回に向けてさらに飛躍し名を上げようという貪欲さが裏にはあった。奪三振数アップの鍵を握るフォークにも「空振りを取れる球にしたいけど、まだ偉そうなことは言えません。まずは試合で使えるフォークにしていきたい」と完全習得まで妥協せず磨き上げる決意も示した。

 [2011年1月30日8時10分

 紙面から]ソーシャルブックマーク