ソフトバンク和田毅投手(29)が、細川との初コラボ練習で、課題の西武打線封じへ手応えをつかんだ。「まだ、さわりのところ。細川さんが(西武打線の)全員の特徴を知っているのは心強い」。

 昨季17勝のMVPサウスポーも、西武戦に限っては苦労の連続。西武戦5試合登板で1勝4敗。獅子にシーズン勝ち越したのは、過去8年間で03年(5勝1敗)の1度のみ。キャンプ前に訪れたL情報の入手機会に笑顔の連続だ。話は球場の特色まで及んだ。西武ドームは昨年チームが2勝10敗と大負け。自身も同球場で1勝2敗と負け越したが、投手陣の代表として打ち込まれた敵地データをチェックした様子。

 「暑かったりとか、風が強くてボールが飛んだりするらしいです。細川さんだから、知っていること。(存在は)ホークスにとって大きいと思う」。

 本格的な各球団のデータ分析はキャンプ以降。それでも、今後は新チームメート細川の存在で、いつでも獅子情報がゲットできる。

 「バッテリー組む可能性があるから、これからも話していきたいですね」。

 西武の話題に花を咲かせ、今季こそはお得意さまにしてみせる。

 [2011年1月31日11時2分

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