2月のインディアンスのキャンプでメジャー初の女性打撃投手となり、アスレチックス松井にも投げる可能性のあったジャスティーン・シーガルさん(36)が、4月にチームを率いて来日することが7日、分かった。主宰する野球振興の非営利団体「Baseball

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 All」の頭文字をとった「チームBFA」のコーチとして4月22日に来日。30日の帰国まで、親善試合や各種交流事業に参加する。

 「楽しみ。興奮している」と話しているシーガルさんが編成したチームBFAの中心となるのは、殿堂入りも果たしたチェルシー・ベーカー投手(13)。米フロリダ州在住の女性で、8歳の時にマスターしたナックルボールを武器に男子のリトルリーグでも活躍。昨年2試合目の完全試合を達成した時のユニホームは昨年8月から米ニューヨーク州のアメリカ野球殿堂に飾られている。

 チームBFAは23、24日に日本女子プロ野球リーグの前座として、わかさスタジアム京都で中学生、高校生チームなどとの親善試合を行う。その後に行われるリーグ戦の観戦も予定。他にも合同練習や地域の学校訪問を行うほか、シーガルさんによる日本選手の指導や一般希望者向けの講演も予定している。

 松井が「尊敬します」と話した米女子野球の草分け的存在が、その行動範囲を日本にも広げて女子野球の普及振興に力を注ぐ。