主将復帰で首位独走だ!

 ソフトバンク小久保裕紀内野手(39)が、きょう9日のロッテ戦でスタメン復帰する。4日のオリックス戦で左脇腹付近に死球を受けた影響で3試合を欠場。決して万全ではないが、39歳のキャプテンが4番一塁の定位置に戻ってくる。

 「今日起きたら、昨日よりだいぶいい。明日(9日)は出られるんちゃうかな。もちろん守るよ。(内川)聖一がおるしな」

 DHではなく一塁での出場を志願したのは、チームと内川を思ってのこと。右太もも裏肉離れから先週スタメン復帰した内川は、ここまで6試合連続でDH。小久保は、自分の体が犠牲になろうとも、まだ足が万全ではないヒットマンに打撃に専念してもらう考えだ。

 この日チームは東京からの移動日だったが、チームより一足早く空路で福岡に戻った。通常行う首付近に加え、死球を受けた患部にはり治療を受け、スタメン復帰に備えた。

 ただ勝負どころはしっかりと見えている。週末には敵地で日本ハムとの3連戦。マッチレースが続くライバルに本拠地での前回対戦では3連勝したが、今回も防御率1点台のダルビッシュ、武田勝の2枚看板との対決が待っている。

 「大事なのは週末。週末に万全で臨めんようなことだけはせん」

 試合前練習でのフリー打撃後に違和感があればスタメンを回避することも考慮するが、グラウンドで暴れたい気持ちでウズウズしていることは間違いない。貯金を30としたチームに、頼もしすぎる主将が帰ってくる。【倉成孝史】