阪神のドラフト1位伊藤隼太外野手(22=慶大)にスタメン2番プランが浮上した。14日、和田豊監督(49)がテレビ番組に生出演。今季開幕戦のスタメンを予想するコーナーで、2番の候補として柴田講平外野手(25)らとともに伊藤の名前を挙げた。

 「2番だけじゃなく、外野のポジション争いに入ってくればもっと違う打順になる。学生時代はクリーンアップを打っていたんだから将来的にはその辺だろう。まずはポジションをとることから入ってほしい」。現時点での予想だが、2番スタメンの有力候補として和田監督の頭にインプットされている証拠だった。

 前日のスタッフ会議で、沖縄1軍キャンプスタートが決定的となった伊藤。この日は、鳴尾浜球場での“抜き打ちチェック”もクリアした。新人合同自主トレを視察した高橋1軍打撃コーチは「まだティーだけだけど、いいものを持ってる。生きた球を打ち出した時の対応とか見てみたいし、楽しみだね。着替えたのを見てたんだけど体はすごい」。自分のペースで確認しながら打つ姿、鍛え上げられた肉体に感心した。

 伊藤は「全体練習も問題なくできているし、それ以外もある程度できている。ティーとかでも力強く振れてきてる。ピッチャーの球を打ってきているわけじゃないですけど、最初よりはよくなってきていると思う」と話した。明日からの第3クールでは、初めてフリー打撃に臨む予定。即戦力ルーキーへの期待感は日を追うごとに高まってきている。