<巨人6-0DeNA>◇6日◇東京ドーム
巨人長野久義外野手(27)は14号ソロを含む2安打を放ち、今季の安打数を173とした。中日大島(172)を1日で抜き返し、最多安打のタイトルは当確。昨年の首位打者に続き、2年連続のタイトルをほぼ手中に収めた。
昨季の首位打者長野が、最多安打のタイトルをほぼ手中にした。適時打に14号ソロと計2安打を放って173安打とし、1本差で追っていた中日の大島を逆転した。中日はリーグ戦全日程を終えており、3位坂本とも3本差。2年連続個人タイトル獲得に当確ランプをともしたが「そんなに気にしていなかった」とさらりと振り返った。
ここまでを振り返り「タイトルを取れる選手とは思ってなかったので取れたらうれしい」との気持ちはある。だが「チームが優勝できて良かった」との思いが最も強い。今は「CSをしっかり勝ってまずは日本シリーズにいきたい」と明確な目標を定めている。
だからこそ調子を上げることを最優先とする。8月14日から出なかった本塁打を「どこかで打てればいい」と待っていた。タイトル争いから抜け出す安打となった1発に、原監督も「本来の素晴らしい当たりでした。本人にとっても、キャリアの中で忘れられない1本になるのではないでしょうか」と賛辞を贈った。
それでも長野はひょうひょうとしていた。「明日もう1試合あるので、勇人も3本打って、一緒に取れたらいいかな」。帰り際に伝え聞いた坂本は「とりあえず頑張ります」と思わず頬を緩めた。坂本と並ぶということは、自分が無安打を意味するが…。長野は「取れるチャンスなら勇人も一緒に取ってもらいたい」と笑った。自分のことだけでなく、周りのことも考える。頼もしきリードオフマンとして、成長を続けている。【浜本卓也】



