松田先生がまたまた小学生を困惑させた?

 ソフトバンク松田宣浩内野手(29)が22日、福岡・築上町の野球教室に参加し小、中学生90人に自らの「前テギュン打法」を伝授した。

 7日に滋賀・草津市の母校の小学校で講演した時は、話が持たず30分の予定がわずか3分で助けを求めた。しかし、この日は実技指導でノリノリだった。

 自信を持って教えた「前テギュン打法」。ボールを前でさばき、そこから手をギュンと体ごと前へ移動する。「両手が一番伸びるところが、打球が一番飛びます」と、ティーから斜め後ろに離れて立ち、そこから手を伸ばし切ったポイントで打つよう指示。しかし小学生たちは、いつもより遠く置かれたボールをうまく打てず「打ちにくい~」、「難し~い」。小学生には少々高度過ぎた?

 それでも築城中野球部ナインは「前で打つときれいに腰が回りますね」、「冬休み中に取り入れます」と、普段より力強い打球を打て笑顔。中学生には大好評だった。

 WBCでは「走攻守3拍子でアピールしたい」と巨人村田と三塁を争う。手元で動く球の曲がりばなを「前テギュン」で豪快にさばき、子どもたちに最高の手本を見せる。【石橋隆雄】