ソフトバンク・ドラフト4位の真砂勇介外野手(18)はメジャー級の肉体を持っていた。24日、前日23日に福岡・志免町の「久恒病院」で受けたメディカルチェックが好結果だったと明かした。「インナーマッスルはすごい数値が出て、東洋人にはあまりいないと言われた。磨けば光ると。それを聞いて自信になった」と笑顔を見せた。

 診察したのはホークスの福岡移転3年目から担当する原正文医師(60)。国内外のプロ野球選手を多数見てきた。「超高校級と呼ばれて、日本のプロからメジャーに行った選手も見てます」。女子ソフトボールのエース上野も主治医だった。そんな「金メダル医師」が真砂の筋肉に驚いた。

 「超音波検査をして筋肉の厚さなどを調べたが、彼には衝撃を受けた。めったに見られないほど。見てきた日本人選手の中でトップクラス。素材はメジャーリーガー級と言える」

 原医師によれば、これは両親の遺伝の影響が大きく、長距離砲になれる才能の持ち主という。「当たったら間違いなく遠くに飛ばせる。当てられるかどうか僕には分かりませんが」。ちなみに東浜の検査結果は「1軍程度」。それも新人では水準以上だが、真砂の潜在能力も楽しみだ。

 ◆真砂勇介(まさご・ゆうすけ)1994年(平6)5月4日、京都市生まれ。小4から「向島ベースボール」で軟式野球を始め、中学では「京都木津川シニア」に捕手として所属。西城陽では甲子園出場経験なし。50メートル6秒1。遠投105メートル。握力は右59キロ、左60キロ。184センチ、81キロ。右投げ右打ち。