<オープン戦:巨人1-7楽天>◇24日◇東京ドーム

 巨人内海哲也投手(30)が開幕カードに間に合った。2番手で登板し3回を2安打無失点の好投。「走者を出してからもしっかりと粘るという投球ができた。本来は、もう少しイニングを投げたかったけど、この期間で調整して開幕に備えたい」と、手応えを強調した。川口投手総合コーチも「久しぶりだったけど、球にキレがあった」と、安心した様子。2年連続最多勝左腕を広島との開幕カード第3戦(31日)の先発にあてることを決めた。

 当初は開幕カードでWBC組は蓄積疲労を考慮し、登板回避させる方針だった。だが、外国人枠の影響もローテ再編の引き金になった。マシソンと新外国人マニー・アコスタ投手(31=メッツ)の中継ぎ争いは、決め手を欠き難航。先発のホールトンを開幕2カード目の最終戦に回すことで、開幕から5試合は併用しながら見極めることになる。これを受け、開幕からの先発投手は、宮国、菅野、内海、沢村、杉内、ホールトンの順番で固まった。