難攻不落の懸賞が懸けられた。広島の本拠地マツダスタジアムで初の懸賞付き看板「エディオンZONE」が、今日2日のヤクルト戦でお披露目される。「的」は右中間スタンド後方のコンコースに設置された、縦3・9メートル、横12・9メートルの看板。直接打球が当たれば、家電量販店「エディオン」から賞金100万円が贈られる。

 もっとも、ハードルは極めて高い。平面上でホームベースから看板までの距離は153メートル。到達するには元近鉄のブライアントが放った、東京ドームの天井スピーカーを直撃した推定160メートル弾クラスの1発が必要。だが、09年の開場以来、右翼席コンコースまで打球を飛ばした選手はいない。マツダスタジアムで通算22本塁打を放っている広島栗原健太内野手(31)も「無理ですよ。あそこまで飛ばせたらメジャーに行ってます」と早くも白旗を上げていたが、さて…。