広島大竹寛投手(30)が12日、今季取得した国内FA権を行使することを表明した。

 交渉役を務めた鈴木清明球団本部長は、大竹の残留に白旗を揚げた。球団は「宣言残留」も認める姿勢だが、4度の残留交渉を終えた後、「チャレンジしたい気持ちがあって、(獲得に乗り出す球団が)複数ある。その中で、選択肢には入らないのでは」と弱音を吐いた。かつて広島でFA権を行使した6選手はいずれも移籍している。10日の夜に連絡を受け「意思は固かった。痛いよ。ものすごくショック」と肩を落とした。