<オリックス5-3日本ハム>◇21日◇京セラドーム大阪

 日本ハム陽岱鋼外野手(27)が8回の攻撃で走塁中に左太もも前に張りを訴え、直後の守備から途中交代した。病院には行かず、アイシングのみ施した。試合後は「大丈夫です」と話したが、今日22日の同カードの出場は当日の様子を見て判断される見込み。栗山監督は「そんなにひどくなさそうだけど、時間はかかるかも」と、数試合欠場させることも示唆した。

 今季は6月9日の交流戦の中日戦(ナゴヤドーム)でも走塁で本塁にスライディングした際に左膝を裂傷。11針を縫い、1カ月間も戦線離脱した。9日楽天戦(コボスタ宮城)で1軍復帰後は好調な打撃でチームをけん引していた。3年連続3度目の出場となった球宴では2戦連続で敢闘選手賞を受賞。勢い十分で臨んだ後半戦の初戦だったが、再び思わぬアクシデントが襲った。

 患部は初めて痛めた箇所だけに慎重に経過を観察していく見通し。陽は「自分としては明日(22日)は絶対に出たい」と出場意欲を見せたが、後半戦早々に攻守のキーマンが一時離脱する可能性もある。