日本一の投手になれるなら晩婚でいい!

 阪神藤浪晋太郎投手(20)が12日、大阪・堺市内で成人式に北條史也内野手(20)と出席した。大人としての門出に「(結婚は)30歳を超えてもいい」と将来設計を明かした。日本一の投手を目指し、脇目も振らずに野球道に突き進む。

 晴れ着が華やかににぎわった。地元での成人式。旧友との再会に楽しそうな声が飛び交う。会場の外はごった返していた。そんな1151人の新成人の中、黒いスーツを身にまとった藤浪が凜(りん)とした表情で、将来設計を語った。

 「マイペースなので、のちのちでいいかなと。全然そういうの(結婚)はない。まだ20歳なので、ゆっくりしたいですし。30歳を超えてもいいと思います。タイミングですね」

 虎党も気になる?

 藤浪の結婚はまだまだ先のようだ。ベビーカーを伴う姿も見かけられた。そんな同学年を横目に、今は野球一直線だ。「責任を背負ってしっかりやっていきたい。日本を代表する投手になりたい。子どもに夢を与えられるように、一大人として、一プロ野球選手としてしっかりとしていきたいと思います」。藤浪の頭に描かれた未来予想図は、野球のことであふれていた。

 あらためて20歳の誓いの漢字に「制」を選んだ。「セ・リーグ制覇」「日本を制覇する」の意味が込められている。昨年、逃した「制」。追いかけるために、野球に専念する。近日中に都内で広島前田と自主トレをともにする。日本を代表する右腕からエース道を吸収し、真の支柱を目指す。昨季は優勝の行方を左右する8月、9月に4勝4敗。貯金を作ることができなかった。「勝負どころでしっかり勝っていきたい。負けないようにしていきたい」と勝利、そして優勝へと導く。

 「(180投球回は)最低限のノルマだと思っています。目標ではないですけどノルマ。ローテを守った上で、安定した投球をしないと超えられない数字だと思っています」

 はっきりと、力強く口にした。昨季は163イニングだった。自らの言葉でプレッシャーをかける。プロ3年目。今は野球だけに全身全霊を注ぎ“大人の”藤浪がチームの柱になってみせる。【宮崎えり子】

 ◆藤浪の結婚観

 プロ2年目を迎えた14年1月1日。日刊スポーツでNMB48山本彩とのクロストークで結婚観を語っていた。理想のタイプは「自分のことをよく理解してくれる人ですね。藤浪晋太郎という人間を分かってくれる人」。自身は引っ張るタイプ。しかし、引っ張られすぎて言うことばかり聞いてという関係は嫌だという。結婚の時期に関しては「タイミング次第じゃないですかね。何歳で、とかではなくて、そのときの運命とタイミング。そういう時が来ればいい」と話した。