オリックス岡田彰布監督(53)が、27日のドラフト会議で1位指名が競合した場合のクジ引き役に指名された。村山球団本部長は「やはり絵になるのは現場の長。監督はイヤというかも知れないけど」と説明。昨年は早大・大石、東海大・伊志嶺、履正社・山田と史上初めて3回連続1位クジを外し、楽天星野監督にも同情されたが、球団は再び指揮官に命運を託す。

 その岡田監督は内野手重視の指名方針を明かした。1位候補は競合必至の東洋大・藤岡貴裕投手(4年=桐生一)だが「編成を考えな。投手は若いのがおるけど、野手やな。絶対数で少ない、特に内野手や」とコメント。東海大甲府・高橋周平(3年)も1位候補で、JR東日本の縞田拓弥(24=日大)、海星(長崎)の永江恭平(3年)らの内野手もリストアップしている。