レッドソックスの先発右腕ニック・ピベッタ投手が、3月に行われるワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でカナダ代表として出場することを断念すると明らかにした。MLB公式サイトが報じている。

ピベッタは春季キャンプ前に新型コロナウイルスにかかった影響で、キャンプ開始後も1週間ほど後遺症に悩まされている。WBC欠場を「本当に難しい決断」と話すピベッタは「とても若い頃からカナダ代表としてプレーする機会を得た。(2017年の)WBCにも出られ、それは自分にとって本当に大事なことだった。今回は残念ながら自分が望んだほどに回復できていない」と続けた。

昨季は33試合に先発して10勝12敗、防御率4・56だったピベッタは、ここ2年連続で30試合以上に先発するなどレッドソックスでもっとも頑健な投手だった。今季もそこを重視するピベッタは「チームと自分は今ここで何に集中しなければならないかを理解し、合意に達した。カナダ代表の幸運を祈っている」と同胞にエールを送っている。