侍ジャパンが09年大会以来、3大会14年ぶり3度目の世界一に輝いた。

決勝では初めての日米対決で、前回王者にしてスーパースターが居並ぶ米国代表に競り勝った。“マイアミの歓喜”に浸った侍たちの喜びの声をお届けする。

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栗山英樹監督「僕の思いよりも、ダルや翔平が一緒にやってくれて、若い選手にすごくプラスになるだろうと思ってました。良かった」

〈投手〉

ダルビッシュ有「泣くかと思ったけど、それはなかったですね。単純にうれしかった。調整がうまくいかず、悔しいのもありました」

戸郷翔征 「本当に、いい経験をさせてもらった。(3回トラウトからの奪三振後は)そのままベンチに帰りたいくらい、うれしかった」

松井裕樹「アジャスト部分で難しいところがあって、登板機会がもらえなかったけど、野球人生において本当に貴重な経験ができた」

佐々木朗希「もう最高でした。この先、どんなことが待っているか分からないけど、これからにつながる、いい経験になった」

大勢「ハイレベルな選手と野球をさせてもらって、足りない部分も分かった。この経験を生かして、もっと野球がうまくなりたい」

大谷翔平「球界全体がいい方向に進んでいる。数段レベルが上がってますし、明らかに進歩しているのが、一番うれしかった」

伊藤大海「思い切って自分らしく、ストライク先行で投げられた。(決勝は)いつもより落ち着いて投げられたかなと思います」

山本由伸「世界一で終われたので日本中のみんながハッピーで最高の大会でした。中嶋監督に怒られないよう、早めに切り替えたい」

今永昇太「(決勝は)生涯忘れることのないあの雰囲気。ターナー選手に打たれた後の歓声とか自分の感情だったりは、これからずっと頭に焼きついていくと思います」

栗林良吏「最高のメンバーです。最後は輪に入れなかったですが、いい経験をさせてもらえたのでこれからの野球人生につなげたい」

湯浅京己「最高です。間違えたアツアツです。濃い1カ月でしたし、たくさん経験させてもらって自分にとっては最高の大会でした」

宇田川優希「最初は緊張もあって早く終わってくれないかと思っていたけど、だんだん慣れてきた。楽しかったのですごく寂しいです」

高橋宏斗「人生の中で一番、震えたのが今回のWBCだった。自分自身の大きな経験にして、これからの糧にしたいなと思う」

宮城大弥「最高のチームメートに出会えてよかった。優勝したシーンは今後も野球を続ける中で、すごく(記憶に)残ると思います」

高橋奎二「最高の時間を過ごせましたし、世界一の一員になれたのはうれしい。3年後(のWBC)は先発として投げられれば」

山崎颯一郎「間違いなく良い経験にはなりました。投げられなかった分、悔しい気持ちもある。この気持ちをシーズンにぶつけられたら」

〈捕手〉

甲斐拓也「よかったですね。最高だと思います。とても難しい気持ちの中で試合をしていかないといけないので、大変だったなと」

大城卓三「いい経験をさせてもらいました。いろんな発見だったり、気づきだったり。違った目線で見られたので、財産になりました」

中村悠平「打者トラウト、投手翔平。後ろはローンデポパークの景色。異様な雰囲気だなと。最後、要求したスライダーがスローモーションのようにミットに入った」

〈内野手〉

山田哲人「勝つのってこんなに大変なんだと。ムネ(村上)の苦しんだ中でのサヨナラヒットはやってる僕らもすごく感動しました」

源田壮亮「(準々決勝で)グラウンドに飛び出した時、すごい歓声をいただい力になりました。宮崎から始まって1カ月ちょっと。アッという間でした」

牧秀悟「短かったですけど、充実した1カ月でした。学ぶことが本当に多くて、このメンバーで世界一を取れて本当によかったです」

牧原大成「鈴木誠也選手の代役で、穴を埋められるか不安だった。最終的にこういう経験ができてありがたい。一生の思い出になる」

中野拓夢「緊迫した試合での出場機会もあったし、いい緊張感を持ちながら、いい経験もできた。本当に、うれしい気持ちです」

岡本和真「本当に鳥肌が立ちましたし、めちゃくちゃうれしかった。今までにない経験ができた。(大谷は)マンガみたいだなと」

山川穂高「最高のチームになれた。技術や考え方も聞けたし、野球を純粋に楽しむスタイルを海外選手に学んだ。自分のものにしたい」

村上宗隆「なかなか実感がわかないですけど、アメリカもスターぞろいで強かった。立ち向かっていけたのでいいゲームができた」

〈外野手〉

近藤健介「野球が盛り上がる最高の形で終えられた。最高のチームになって、最高の景色が見られて、本当によかったです」

周東佑京「自分の中で一番財産に残る、すごくいい経験をした。世界一の達成感はあります。その中で貢献できたのが、よかった」

ヌートバー「短い期間でしたけど、一丸となって素晴らしいチームワークで、日本の皆さんのために優勝できてよかったです」

吉田正尚「栗山監督を胴上げできてよかったです。ほっとしてます。しびれる展開が多くて、ファンのみなさんが力になりました」

鈴木誠也(インスタグラムから)「Congratulations 世界一かっこいい」

〈スタッフ〉

水原一平通訳「あんなに楽しく野球をしている翔平を初めて見た。ヌートバーがチームに溶け込んでくれたことが一番よかった」