マイアミでも勝つ、勝つ、3つ勝つ! WBC1次ラウンドC組を1位通過した侍ジャパンが日本時間11日(米国時間10日)、決勝トーナメントを戦う米フロリダ州に到着した。
佐藤輝明内野手(26)、森下翔太外野手(25)、坂本誠志郎捕手(32)の阪神トリオも気合十分の現地入り。15日(同14日)の準々決勝はD組のドミニカ共和国-ベネズエラのどちらかと戦うが、両国とも強敵中の強敵。佐藤は「目標? もう勝つことです」と日本のWBC連覇に貢献する決意を明かした。
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佐藤はにやりと笑って答えた。「目標? もう勝つことです。分かってるでしょ?」。前日10日の1次ラウンド最終チェコ戦(東京ドーム)を終えて、渡米に臨む直前。興奮冷めやらぬ中で、視線はあと3勝に迫った世界の頂点だけを見ていた。
1次ラウンドは初戦から3試合連続代打で出場。3戦目の8日オーストラリア戦では、7回にリードを2点に広げるWBC初安打の適時二塁打をマークした。10日チェコ戦は「2番右翼」で初スタメン。第1打席で二塁打を放つと、0-0の8回は先頭で死球出塁でチャンスを広げ、9-0快勝を導く決勝のホームイン。途中出場でも先発でも、しっかり存在感を見せた。
左手首付近に受けた死球も「大丈夫です」ときっぱり。久しぶりに3打席に立って快音も響かせ、勢いに乗る準備は整った。「まずは時差を乗り越えなきゃいけないので、そこが大事だと思います」。日本とマイアミの時差は13時間。ほぼ昼夜が真逆だ。対策は「頑張って起きて、寝る時間に寝る。それだけです」とシンプルながら力強く言い切った。昨年12月に2年連続渡米して自主トレを行い、ハワイでの優勝旅行にも23年と昨年参加。これまでの時差調整体験がプラスに働くはずだ。
東京でのチェコ戦を戦った侍ジャパンは、そのまま深夜にチャーター機で米国に出発。約13時間の長旅を経て日本時間11日、マイアミ国際空港に到着した。佐藤は黒いチームTシャツに、WBCロゴが鮮やかに入った白いキャップをかぶって登場。リラックスした様子で、決戦の地へ入った。
準々決勝は日本時間15日午前10時(現地時間14日午後9時)プレーボール。同12日(同11日)に行われる1次ラウンドD組、3戦全勝同士でぶつかるドミニカ共和国-ベネズエラの敗者と戦う。どちらがきても破壊力満点の強力打線が武器の超難敵だ。本場のメジャーリーガーたちを相手に、しびれるトーナメントが始まる。背番号7もしっかり臨戦態勢を整える。侍ジャパンのWBC連覇に貢献するために、打って打って、勝ち続ける。【磯綾乃】

