オランダが最後まで大接戦を演じながら、前回大会に続いて準決勝で敗れた。

 1回表無死一、二塁の好機に、走塁ミスを連発。直後に、バレンティンの先制2ランでリードしたものの、主導権を握るまでにはいたらなかった。ミューレン監督は「今まで戦った中で最強のチームだった。ワールドシリーズの第7戦と同じような感覚だった」と、プエルトリコの底力をたたえた。バレンティンは「勝つために全力を尽くしたが、あと1本が出なかった」と肩を落とした。打線は7回から9回まで併殺打の連続で、延長11回のタイブレークでも1死満塁でスミスが二ゴロ併殺打。バレンティンは「オランダの子どもたちに希望を与えることができたと思う。4年後は決勝に行けるチームになりたい」と雪辱を誓った。