29日にさいたまスーパーアリーナで開催されるWBC世界フライ級タイトルマッチの前日計量が28日、東京都内で行われた。王者内藤大助(35=宮田)は50・7キロ、挑戦者の同級3位亀田興毅(23=亀田)はリミットの50・8キロで、ともに一発パスした。前日と同様、この日も2人そろっての写真撮影はなし。両陣営の入退場も時間を区切られるなど、ピリピリムードは最高潮に達していた。

 計量終了後、すぐに水分を取った内藤は「これから(気分が)グアーっと来るでしょう。水分を取れてだいぶ楽になった」と、笑みを浮かべながら話した。一方の興毅は「俺は挑戦者らしく、精いっぱい戦ってベルトを巻く」と勝利宣言をした。