元WBA世界ライトフライ級王者の具志堅用高氏(60)が、1年ぶりとなるリングで初防衛を果たした井上尚弥(22=大橋)を絶賛した。

 「1年のブランクを感じさせないボクシングをしているのが、やっぱり怪物だね。相手がボクシングをしようとする前に、スピードとパンチの重さで、非常にタイミング良くボクシングをやっている。相手が出る前に先に当てる。パレナスは手も出ないですよ」とうなった。

 具志堅氏が見る井上尚弥の強さは、その反応力にあるという。「思ったと思ったら、すぐ打ちに行っている。『どうしよう』『ああしよう』じゃなくて体で反応しているから、早くパンチが当たる。ボクシングをよく知り尽くしているね」と賛辞が止まらなかった。