WBO世界フェザー級2位の大沢宏晋(31=ロマンサジャパン)が30日、同級王者オスカル・バルデス(25=メキシコ)に挑む世界戦(11月5日、米国・ラスベガス)へ向けて関西空港発の航空機で渡米した。

 減量も順調で、この日の朝の時点でリミット(57・1キロ)まで残り2キロほど。「ぺらぺらしゃべれるくらい状態はいい。自分のボクシングを本場で、どう見せられるか。ボクシングを始めて12年、温め続けてきたものをすべて出したい。向こうも1回から来るでしょう。こっちも1回からいく」と、序盤から全開で挑むことを宣言した。

 世界初挑戦がいきなり聖地ラスベガスで、しかもパッキャオやドネアという世界的スターの前座試合。圧倒的不利の予想も、田中雅晴会長は「下馬評は関係ない」ときっぱり。大沢も「何が起こるか分からない場所。おもしろくなるでしょう」と不敵に笑った。