ボクシングのトリプル世界戦(20日、東京・有明コロシアム)の予備検診が17日、都内で行われた。

 WBC世界ライトフライ級王者ガニガン・ロペス(35=メキシコ)に挑む同級4位拳四朗(25=BMB)は王者と初めて対面。「年上やなあ、と思いました」と笑いながら率直な印象を語り、報道陣を爆笑させた。

 人気漫画「北斗の拳」の主人公ケンシロウにちなんだ名前らしからぬ“ゆるキャラ”だ。「すごいたくさんの記者の方がいるのに緊張します」と笑い、闘志を漂わせる王者の印象を問われて「僕と真逆な感じですね」と、また笑った。

 検診では身長が全く同じ164・5センチ、リーチもロペスの165・5センチに対し、165・8センチとほぼ同じ。体格的に互角だったが、気になるのは王者より自分の数値だ。「僕、身長伸びてると思います。163センチぐらいと思ってたんで。あと、僕の手、めっちゃちっちゃいですね(ロペスの左右27センチに対して、左右24センチ)」。ずっと笑いながら「とりあえず勝ちます」と締めくくっていた。