00年代を席巻した総合格闘技イベント「PRIDE」のエースで、IQレスラーこと桜庭和志(47)が6日(日本時間7日)、米ラスベガスで開催された米総合格闘技のUFC殿堂入り式典に出席した。

 6月3日にパイオニア部門で受賞が発表済みで、UFC殿堂入りは日本人で初となる。サクラバマスクを装着し、黒のはかま姿の桜庭はPRIDEのオープニングテーマ曲で入場。マスクを脱いだ後、壇上であいさつ。「このような立派な賞をいただき、とても感激しております」と感謝の言葉を口にした。

 ラスベガスに足を踏み入れるのは初めてという桜庭は「数年前に忘年会のビンゴ大会で当てた2等賞。賞品は東京ディズニーシーへのペア招待券でした。今回の受賞はそれに続く快挙。賞の重みが格段に違います」とジョーク交じりに喜びを語った。

 またプレゼンターは同じくPRIDEで活躍したドン・フライが務めた。そのフライとPRIDEで殴り合いの試合を展開したプロレスラーの高山善広が試合での故障のために入院中であることに触れ「高山さんはボクと若手時代をともに過ごし、プロレスラーとは何かをもっとも近くで教えてくれた先輩。どうか高山さんの回復を祈ってください」と最後に呼びかけていた。