ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級タイトルマッチ12回戦が東京・後楽園ホールで行われ、王者大竹秀典(36=金子)が同級14位臼井欽士郎(37=横浜光)を10回3分4秒KOで下し、初防衛を飾った。

 リードを許した4回終了の途中採点後からギアを切り替え攻勢に出て、10回終盤のラッシュでタオルが投げ込まれた。ベテランは「解き放たれたように練習が楽しい。まだまだ現役続けて世界にいきたい」と快活だった。セミファイナルに登場した元東洋太平洋同級王者和気慎吾(29)は、昨年7月のIBF同級王座決定戦で敗れて以来1年ぶりの復帰戦で5回KO勝ちした。