米総合格闘技のUFCファイトナイト・ロッテルダム大会が2日(日本時間3日)、オランダのオホイ・ロッテルダムで開催される。身長2メートルという大巨人が激突するメーンイベントに注目が集まる。UFCヘビー級8位で身長213センチのステファン・ストルーフ(29=オランダ)が、同級7位で身長200センチのアレクサンドル・ボルコフ(28=ロシア)を迎え撃つ。

 地元出身のストルーフは身長だけでなく、リーチも214センチとUFC史上最長。昨年5月のロッテルダム大会では、セミファイナルでアントニオ・シウバ(ブラジル)にKO勝ちしており「ホーム」での強さを示してきた。ボルコフとの大巨人対決を前に、ストルーフは自信たっぷりだ。

 「これまでボルコフは、あの身長を生かして、いろいろな技を回避してきただけのこと。戦い方には緩慢なところがある。彼にとってみれば、ボクはこれまでに戦ったことのない難敵ということになるだろう。そのことを試合でしっかりお見せするつもりだ」。

 ストルーフは長いリーチを生かし、寝技の仕掛けが1試合平均2・46回というヘビー級トップクラスのグラップラー。UFC戦績の12勝6敗のうち、ファイトナイトボーナスを6回も獲得するなどグラウンド勝負でファンをうならせてきた。一方、現在4連勝中のボルコフも「オレが狙っているのはベルトだけ」とストルーフを“踏み台”にステップアップを狙っている。