ボクシングのWBO世界ライトフライ級王者田中恒成(22=畑中)とWBA同級王者田口良一(ワタナベ)の統一戦の年内実現が厳しくなった。

 逆転TKOでの2度目の防衛から一夜明けた14日、田中が試合後に救急車で搬送された大阪市内の病院で「左目の眼窩(がんか)底骨折の疑い」と診断されたことが判明。両目を腫らして会見した田中は「ケガをした悔しさ、情けなさでいっぱい。田口選手、関係者の皆さんに申し訳なく思います」と頭を下げた。地元・名古屋での再検査の結果によるが、畑中会長は年内の統一戦には「(意思は)本人もそう。ただ、まずは治療」と説明した。