ボクシングの女子の日本タイトルの新設が、20日に都内で発表された。

 日本プロボクシング協会が4月に要請し、日本ボクシングコミッションが承認したもの。女子は07年に解禁されて10年目だが、選手層の薄さ、ミスマッチなど状況は悪化しているため、底辺の拡大、興行や地方の活性化を目指して日本タイトルが制定された。タイトル戦は2分6回戦。階級はアトム、ミニフライ、フライ、バンタム、フェザーの5階級で、ベルトは白地となる。

 最初のタイトル戦として10月6日にバンタム級王座決定戦が行われる。モデルで世界戦経験もある同級1位高野(協栄)は「一番最初の試合で歴史に名を残したい。日本をとり、日の丸を背負って世界に臨みたい」。同級2位吉田(EBISU K,s BOX)は格闘技経験があるシングルマザーで「実績ある相手にワクワク、ドキドキ」と話した。