アントニオ猪木(74)が21日、東京・両国国技館で「INOKI ISM.2 生前葬」を開催した。

 猪木は、付け人を務めた藤波辰爾と藤原喜明、好敵手スタン・ハンセン氏が待つリングに、自らアカペラで歌った「千の風になって」が流れる中、入場。真っ白な棺おけのフタを殴ってたたき割るパフォーマンスで会場を沸かせた。「ふと自分も送り人じゃなく送られる人だと考えた。人を驚かせるのが好き」と生前葬の意図を説明。「昔は私が1人で日本中、どこでも札止めになったんですが…格闘技界に何とかスターが生まれてくれば」と願った。