内山高志氏(37)を16年に2度にわたって破り、引退に追い込んだ王者のジェスレル・コラレス(26=パナマ)が、無敗の北米同級王者の4位アルベルト・マチャド(27=プエルトリコ)に8回KO負けした。

 コラレスは21日の計量でリミットを1・8キロもオーバーしたため、王座を剥奪されており、マチャドが勝てば新王者となることが試合前に決まっていた。

 コラレスは5回1分25秒、得意の左フックでマチャドからダウンを奪った。ところが8回2分4秒、マチャドの右ストレートをかわして右ストレートをカウンターで打ち込んだところに、逆に右ショートカウンターを合わされた。ぐらついたところに、とどめに右フックをテンプルに浴びると、コラレスはしゃがみ込むようにした後、マチャドの足にしがみつくようにして腹ばいになってダウン。立ち上がったものの、足の震えが激しく、レフェリーがストップを宣告し、2分15秒TKO負けした。

 内山氏に16年4月に2回KO勝ちし、同12月に判定勝ちして返り討ちしたコラレスは22勝(8KO)2敗。マチャドは19勝(16KO)無敗。