バンタム級トーナメント2回戦で、バンタム級キング・オブ・パンクラスの石渡伸太郎(32)が、ケビン・ペッシ(27=フランス)を鮮やかなKOで破り、準決勝に進出した。石渡は、長い手足からスピードある打撃を繰り出すペッシの動きに冷静に対応。グラウンドの攻防から立ち上がった1回終盤、右のロングフック1発で、ペッシを倒した。1回4分31秒のKO勝ちで、準決勝は大塚隆史との対戦が決定した。石渡は「パンチは感触があったので、追撃にいこうとしたけど、KOできてよかったですよ。ペッシ戦に向けて一生懸命つくってきた。ただ、決勝まで気を緩めないで、その前に大塚をきっちり倒したい。決勝は堀口選手とむちゃくちゃハデな試合をするんで、是非応援してください」とファンに呼びかけた。