2月16日に後楽園ホールで開催される武藤敬司(55)プロデュースのプロレスリング・マスターズ大会で、蝶野正洋(54)が“リング復帰”を果たす。

 武藤と蝶野が11日に、都内で会見し、大会のメインカードを発表。武藤が、藤波辰爾、長州力、獣神サンダー・ライガーと組んで、蝶野率いる天山広吉、小島聡、ヒロ斎藤、AKIRAのTEAM2000と対戦する。蝶野はセコンドでリングに上がるが、プロレスはしないという。武藤は「マスターズ3回目でやっと、因縁のある蝶野を引っ張り出すことができた。TEAM2000に対抗するため、これぞマスターズのチームというメンバーをそろえた。最高の試合をして、頑張って勝ちたい」と抱負を話した。

 新日本プロレス時代に闘魂三銃士として、ともに団体を引っ張った蝶野は「自分自身は最近試合をやっていないので、今回は総監督という立場で、駅伝の監督のようにチームとしての戦い、配分を采配していきたい。対抗戦の相手は、90年代の新日本のベビーフェースのトップが全部集まっている。どれだけ上手に試合を回すか。とにかく勝ちにいって、花を添えたい」と話した。武藤に「駅伝の監督というなら声は出していいが、手足は出さないでくれ」とクギをさされると、蝶野は「最近はビンタしかないから、得意技はビンタ。何があっても出せるワザ」と、年末12月31日に日本テレビ系で放送される「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで・笑ってはいけないシリーズ」で有名になったビンタを繰り出すことをほのめかした。これに対し武藤も「じゃあ、こっちはセコンドに山崎方正にオファーを出そうか」と、ジョークで返していた。