日本ボクシングコミッションと東京運動記者クラブのボクシング分科会が11日、都内で17年の年間表彰ノミネート選考会を開いた。最優秀選手賞候補は4人。WBAで日本人2人目のミドル級世界王座獲得となった村田諒太(31=帝拳)、米国を含めてオールKOでWBO世界スーパーフライ級王座を3度防衛の井上尚弥(24=大橋)、WBAとIBFの2団体を統一した田口良一(31=ワタナベ)、フライ級初のオールKOでWBC世界王座を獲得した比嘉大吾(22=白井・具志堅)の4人となった。2月9日に都内のホテルで発表、表彰される。

 他の賞では技能賞は村田、井上、田口、ホルヘ・リナレス(帝拳)、殊勲賞は村田、田口、木村翔(青木)、尾川(帝拳)、KO賞は井上、比嘉、木村、新鋭賞は木村、京口(ワタナベ)、拳四朗、女子最優秀賞は藤岡(竹原畑山)、小関(青木)が候補に上がった。また、今回から裏方にも評価を与えようとトレーナー賞、顕著な社会貢献に対してのダイヤモンド・フィスト賞(仮称)も設けられる。