K-1実行委員会は14日、都内で年間表彰式「K-1 AWARDS 2017」を行い、武尊(26)-ビクトー・サラビア(24=米国)戦に年間最高試合賞を贈った。

 同試合は17年4月22日、東京・代々木第2体育館でノンタイトル戦として行われ、武尊がサラビアに3回2分23秒にKO勝ちした。同回にサラビアの後ろ回し蹴りが金的となり、5分以上の中断があったが、戦いに戻ると武尊はいつもの笑顔で前進。右と左のストレートで相手を沈めた。

 武尊はこの日、受賞を喜びつつも、複雑な笑顔。「MVPじゃないので悔しい。3月に必ず勝って、3階級制覇を成し遂げ、次はMVPをもらう」と本音を漏らした。

 武尊は今後、K-1フェザー級王座を返上し、さいたまスーパーアリーナ・メインアリーナで3月21日に行われる「K-1 WGP 2018 ケーズフェスタ・ワン」(日刊スポーツ新聞社後援)で、大雅(21)の持つ同スーパー・フェザー級タイトルに挑戦する。