全日本プロレスの諏訪魔(41)は5日、横浜市内の全日本事務所で会見し、3日の横浜大会で試合後襲撃を受けた藤田和之(47)らに対し、正式に対戦を受けることを表明した。諏訪魔は「横浜の試合後、藤田とカシンとNOSAWAがケンカを売ってきた。今までにないくらい腹が立った。どうしようもないフラストレーションを解決するには、戦うか、つぶし合うしかない。藤田、カシン、NOSAWA出て来いよ! リング上で決着つけるしかない」と話した。

 藤田たちが3人で来たことで、諏訪魔も3人で迎え撃つ意向だ。諏訪魔がリング上で襲撃された際に、いち早くリングに駆けつけた若手の岡田佑介(24)を会見の席に招き入れ、エボリューションの仲間として迎え入れることを表明。ユニットのTシャツを手渡した。岡田はかねてエボリューション入りを熱望し、諏訪魔にもたびたび直訴してきたが、諏訪魔が拒否していた。今回、仲間に加えたことに諏訪魔は「岡田は1対1で1度も勝ったことのない人間だが、リング上で藤田にやられても、もう1回いったところに胸を打たれたし、オレに響いた。全日本を好きな人間がいっぱい出てくるのはうれしい」と思いを語った。もう1人については、1度はエボリューションを脱退した佐藤光留の名前を挙げ「もう1人は佐藤(光留)だと思っているが、考えの違うところもある。そこは何とか解決していきたい」と、話し合いを持つ意向を示した。

 諏訪魔は最後に「佐藤を入れて、こっちだって布陣を整える。エボリューションにとって佐藤の力は必要」と語り、藤田については「15年11月の天龍引退試合からずっと凍らせていた感じ。天龍さんからやった方がいいという話をもらって、溶けて燃え上がってきた。あのときの続きだとオレは思っている。2人の決着をねらう」と話した。