世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者の村田諒太(帝拳)が8日、東京都内のジムでエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)との初防衛戦(4月15日・横浜アリーナ)に向けたスパーリングを公開し「すごくいい調子でできた」と笑顔で話した。

 動きが速く、一回り小柄な米国選手と2ラウンドをこなし、右の強打、左ボディーを繰り出した。ミット打ちではコンパクトな連打を披露。2012年ロンドン五輪金メダリストで32歳のファイターは「次の相手もよく動いてジャブをついてくる。似ているのでいい」と語った。

 1日に世界ボクシング評議会(WBC)バンタム級タイトルマッチで敗れた山中慎介が引退を表明。南京都高(現京都広学館高)とジムの先輩について「寂しい。先輩から学んだことを自身のキャリアに生かしたい」と話した。