仙台女子プロレスが、東日本大震災から7年となる11日、「あの日を忘れない」と題した東京・新宿FACE大会を開催した。

 メインではワールドチャンピオンシップ(30分1本)が行われ、挑戦者のカサンドラ宮城(10001)ハイジ・カトリーナ(28)組が、王者DASH・チサコ(29)KAORU(49)を破り、第6代王者に輝いた。木の板をつかったKAORUの反則攻撃などで体力を消耗して劣勢だったが、カサンドラがチサコの仕掛けた技を逆手にとって逆転の首固め。レフェリーの少し早い3カウントにも助けられたカサンドラは「質より量作戦だ。勝てばウィキペディアに載るんだ」。試合直後に自力で立てないほど内容は完敗だったが、一瞬の隙を見逃さなかった。