4月15日に3度目の防衛戦(横浜アリーナ)を控えるプロボクシングWBC世界フライ級王者比嘉大吾(22=白井・具志堅スポーツ)が14日、2部練習でフィジカルメニューを消化した。

 午前中に神奈川県内の坂道をダッシュして下半身を強化。夕方からは所属ジムでジムメートとともにロープやつり輪などを使用した練習に臨んだ。15日の練習がオフとなったこともあり、極限まで肉体を追い込み「足がヤバイです。明日はゆっくり休みます」と苦笑いを浮かべた。

 同級2位クリストファー・ロサレス(23=ニカラグア)とのV3戦では日本新記録となる16連続KO勝ちの期待がかかる。練習を見守った具志堅用高会長は「ロサレスはまとまった選手。決して侮れないよ」と警戒する。試合まで1カ月と迫った比嘉は「必ず勝って次のステージにいきたい」と意欲を示した。