K-1ライト級タイトルマッチは、挑戦者・卜部功也(27)が王者ウェイ・ルイ(26=中国)に2回1分15秒KO勝ちした。

 ルイの体重超過で1回はルイ1点減点、グローブはルイ10オンス、卜部功8オンスというハンディを得ての戦いとなったが、卜部功が気持ちでも、技術でも上回った。

 1回は互いにローキックなどで探り合いの展開だったが、2回に卜部功がリードジャブで流れをつかんだ。そして、狙いすました左ストレート。ルイは吹き飛ぶように倒れてリングに大の字となり、卜部功の鮮やかな一発KO勝ちが決まった。

 武尊に続く2階級王者となった卜部功はコーナーポストに上がり、勝利の雄たけびを上げた。そして、リング上で「はい上がって来られたのはファンの皆さんのおかげ。2階級制覇できたが、これからがスタートだと思っている。まだまだ挑戦はやめない」と声を弾ませていた。