プロレスリング・ノアのGHCヘビー級王者杉浦貴(48)が、5度目の防衛から一夜明けた3日、都内の事務所で会見した。杉浦は、2日の後楽園大会でマサ北宮の挑戦を退けた。直後にリングに登場し、次期防衛戦への挑戦を表明した中嶋勝彦との試合が、10月4日の後楽園大会に決定した。

「なんか偉そうに、ニヤニヤしてリングに上がってきたけど、ようやく出てきたかという感じ。つぶしがいのある相手ですね」と杉浦は感想を口にした。また、最近の中嶋のファイトスタイルについては「何か立場が逆転している。あいつの方が今はヒールっぽい。もともと性格悪いやつで、性格の悪さが顔に出ている。いいんじゃない、ヒールで」と挑戦者を挑発した。

また、ノアの内田雅之会長は、元ノアの森嶋猛の復帰戦となる10月15日の後楽園大会で、森嶋から対戦相手としてオファーを出されていた杉浦との対戦を受けると発表。10月15日には、ノアの大阪大会も行われるが「オファーが大阪大会が決まる前だったので、大阪のファンには申し訳ないが、杉浦選手と話をして決めました」と説明した。杉浦は「ちょっと悩んで考えたが、ノアで一緒に戦ってきた人間だし、いろんな気持ちはあるが、向こうがオレの名前を出してきたので、それに応えようという気持ちが芽生えた」と話していた。