WWE女子トーナメントのメイ・ヤング・クラシック準々決勝(8月9日開催、米ウインターパーク)は18日、WWEネットワークで配信され、里村明衣子(38)は惜しくも決勝進出を逃した。

昨年大会も4強入りした、元ワールド・オブ・スターダム王者トニー・ストームと準決勝で対戦。日本で1度対戦した際にはドロー決着となっていた因縁もあり、里村は「絶対に勝ちたいです。決勝に出ることしか考えていない」と意欲を見せ、リングでストームと対峙(たいじ)すると握手を交わした。

串刺しのランニングエルボーからスピニングヒールキックを決めれば、トニーには関節技で反撃された。ヒップアタックからスープレックス、場外へのトペ・スイシーダと連続して攻め込まれた里村は雄たけびを上げ、ビックブーツからDDT、さらに側転からのニードロップで劣勢を打開。一気に得意技のデスバレーボムを成功させたが、フォールできなかった。

相手の必殺技ストロングゼロを食らったものの、負けじと里村もスコーピオライジングを相手頭部に繰り出して応戦。しかし2発目のストロングゼロを浴びて3カウントを許してしまった。

準決勝敗退となった里村は試合後、ストームと涙を流しながら正座しながら一礼し、再び握手を交わした。会場からは「サンキュー・メイコ!」コールがわき起こり、ステージ上ではトリプルHとも握手を交わし、健闘をたたえられた。

またストームは前年覇者でスターダム時代からの戦友となるNXT女子王者カイリ・セインから花束を贈呈された。