女子だけのPPV大会で開催されたWWE女子トーナメント、メイ・ヤング・クラシック決勝で、元スターダムの紫雷イオが無念の準優勝となった。スターダム時代から好勝負を繰り広げたトニー・ストームとの決勝戦だった。

コーナートップにいたストームに対し、紫雷はロープを使った高い打点のドロップキックを見舞った。さらに場外に月面水爆で追撃し、会場に大きなどよめきを起こした。リングに戻ると、ストームのクローズライン(ラリアット)からのストロングゼロでマットにたたきつけられたが、辛うじて2カウントで返した。逆にロープを使って619(シックスワンナイン)から串刺しのランニングニーでお返し。トップロープからとどめの月面水爆をを繰り出したが、マットに寝ていたストームに両ヒザで迎撃された。

大きなダメージを負った紫雷は2発目のストロングゼロを食らい、3カウントを許してしまった。接戦の末に優勝を逃した紫雷は試合後に自身のツイッターで「トロフィーは獲得できなかったけど、ベストな経験ができた。トニー優勝おめでとう! そしてみんなありがとう」とコメントした。今年のメイ・ヤング・クラシックは世界12カ国、32選手で開催。昨年覇者カイリ・セインに続く、日本人優勝はならなかったが、ストームとの好勝負で大きな存在感を示した。