「明日の女帝」と呼ばれるアスカがバトルロイヤルを制し、3WAY形式のスマックダウン女子王座挑戦権を獲得した。アスカにとってPPV大会での同王座挑戦は7月15日のPPVエクルトリーム・ルールズで当時の王者カーメラに挑戦して以来、約5カ月ぶりとなる。

現王者ベッキー・リンチ、前王者シャーロット・フレアーの挑発合戦を受け、ペイジGMが12月16日のPPV大会TLC(米サンノゼ)で両者のTLC(テーブル、はしご、いすの使用可能)ルールによる王座戦を決断した直後、アスカはナオミら計9選手が待ったをかけると、同GM裁定でバトルロイヤル戦の勝者を挑戦者の1人として王座戦に加えることが決まった。

メインイベントで組まれた9人のバトルロイヤル戦では、アスカがビリー・ケイ、ペイトン・ロイスをまとめてヒップアタックで場外へ蹴落とした。続いてカーメラもキック一撃でリングから落として失格させた。共闘していた盟友のナオミも失格となり、アスカはソーニャ・デビルとの一騎打ちに。スピアーからエプロンに投げられ、さらにデビルの仲間マンディ・ローズの介入で、ピンチを迎えたアスカだったが、最後はエプロンの攻防に持ち込んで豪快なヒザ蹴りで1人生き残って勝利した。

試合後、コーナートップによじ登ったアスカは、ゲスト席から立ち上がったリンチ、フレアーとにらみ合い、一触即発ムードとなっていた。