30日にボクシングのWBC世界バンタム級暫定王座決定戦(東京・大田区総合体育館)を控える同級5位井上拓真(22=大橋)が、世界初挑戦に備えたスパーリングでは最長の6回を消化した。

1日、横浜市の所属ジムで暫定王座を争うペッチ・CPフレッシュマート(25=タイ)と同じサウスポーのアマチュア2選手と計6回を消化。左のジャブで距離感をつかむと、右ストレート、左ボディー、右アッパーなどを的確にヒットさせた。

4回のスパーリング数が通常だけに、この日は2回分多かったが「スタミナ面も問題なかった」と涼しい表情で振り返る。距離を詰めての連打も効果的に入れ「いいタイミングでいける時にいけるようになれれば」とイメージを膨らませていた。父の真吾トレーナーも「せっかく2人のパートナーがきてくれたのでラウンド数を増やした。良い内容でできてます」と口にしていた。