ジャイアント馬場、アントニオ猪木、ラッシャー木村らと戦ったアレックス・スミルノフさんが5日(日本時間6日)に亡くなったと米メディアが報じた。71歳だった。死因は腎不全だという。

69年にデビュー。72年2月に初来日し、全日本プロレスに参戦。デビュー時のマイク・デュボアの名で参戦した。76年にロシア系のアレックス・スミルノフを名乗り、AWA地区でビル・ロビンソンらと抗争し、悪名をとどろかせた。

サンフランシスコではパット・パターソンをチェーン・マッチで撃破。US王座を奪取し、一躍脚光を浴びる。この勢いで77年9月、国際プロレスに参戦し、ラッシャー木村との壮絶な抗争を展開し、国際の常連エース外国人として活躍。木村からIWA王座を獲得した。

その後、全米を転戦し、各地で王座を手中に収め、WWEにも参戦し、名を挙げた。81年10月、全日本プロレスに初参戦。鶴田のUN王座、馬場、ジャンボ鶴田の保持するタッグ王座にも挑戦。

86年7月、新日本プロレスに参戦し、猪木とシングル戦で対戦。87年5月の新日本参戦が最後の来日となった。88年に現役引退。大型、悪党レスラーですごみのある選手だった。(デーブ・レイブル通信員)