ボクシングWBOスーパーライト級2位の岡田博喜(29=角海老宝石)が1日、10日に米国フレズノで行われる前WBO世界ライト級王者レイムンド・ベルトラン(37=メキシコ)との試合に向け、羽田空港から出発した。

岡田は昨年8月に米国の大手プロモーター、トップランク社と3年契約。同9月のクリスチャン・ラファエル・コリアとの米デビュー戦は慣れない環境に苦しみ2-1の判定で辛勝した。強敵相手に真価が問われる米2戦目のテーマは「自分を信じて戦うしかない。びびらないこと」。アクシデントで心が揺らいだ前回の教訓をいかし、平常心を心がけて臨む。

減量は残り4キロで「前回より間違いなくいい」とコンディションも上々。体調を整えるため、出発直前ににんにくとプラセンタ注射、点滴も受けた。今回は妻愛夕(あゆ)さん(30)と長女夕喜ちゃん(2)も同行。アスリートフードマイスターの資格を持つ愛夕さんにスープなどの減量食を現地で作ってもらう予定だ「食事面から安心できる。日本で試合をするぐらいの体調管理ができれば」。心強いサポートを頼りに、完全勝利を狙う。